公演案内詳細
北海道演劇財団20周年事業
札幌座 第50回公演
「肝っ玉おっ母とその子どもたち」
上演日程 | 2016年09月23日~2016年09月28日 |
---|---|
作 者 | ベルトルト・ブレヒト |
翻 訳 | 岩淵達治 |
会 場 | サンピアザ劇場 |
住 所 | 札幌市厚別区厚別中央2条5丁目7番2号 |
主 催 | 公益財団法人 北海道演劇財団、札幌副都心開発公社、NPO法人札幌座くらぶ |
協 賛 | ホクレン、北洋銀行、北海道テレビ、北海道新聞社、岩本・佐藤法律事務所 | 後 援 | 札幌市、札幌市教育委員会 |
助 成 | 文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業) |
企画制作 | 公益財団法人 北海道演劇財団 |
このお芝居について
17世紀、ヨーロッパ各国を巻き込んだ30年戦争の戦火の中「肝っ玉おっ母」と呼ばれる母・アンナが幌車を引き、子どもたちを連れて戦場から戦場へ商売をして暮らしている。
二人の息子は兵隊に取られ、残った娘カトリンを連れて、アンナは戦火を潜り抜け逞しく生き抜くが、平和が訪れれば商売が成り立たず、戦況が悪化すれば逃げ惑う生活が続き、やがて娘も失い、アンナは一人幌車を引く。
演出家からのメッセージ
「肝っ玉おっ母とその子どもたち」なんとも古風なタイトルですが、わが国の演劇の世界では古くから有名なタイトルで、ブレヒトというドイツの劇作家の代表作とも呼ばれる音楽劇の大作です。世界中あちこちで数々の有名演出家・音楽家の手で舞台化がなされ、日本でも名のある大女優さんたちが「母・アンナ」の役を演じてきました。
17世紀のヨーロッパにおける30年戦争と呼ばれる長い長い戦争の最中「私が産んで育てた子どもたちを兵隊になんかやりたくない」そう願い戦争を呪いながらも、戦争を糧にした商いで生計を立てている母・アンナは、ひとたび停戦・平和が訪れてしまうと仕入れた品物が売れず、商売が成り立たず愚痴をこぼし、そして再び戦争が始まると、生き生きとビジネスを始めるのです。
「70年もの間、戦争を経験していない国があるが、そんな国には国民を把握する帳簿もないから、徴兵もできない」というようなセリフがあります。私たちの国でも最近になってついに、国民すべてを把握する帳簿に相当するマイナンバーが割り振られました。戦争放棄を謳った憲法を書き換えようという議論もなされ始めています。
自分が生きるため、子どもを生かすため、とにかく目の前にある現実に真正面から立ち向かい続ける母・アンナの姿を通して、70年も戦争を経験していない国で暮らす私たちは、舞台上に何を観るのでしょうか。
札幌の町はずれ、新札幌のサンピアザ劇場で、櫻井幸絵の母・アンナと子どもたち、彼女たちに次々と襲い掛かる男達による音楽大活劇を、ぜひ目撃してください。
キャスト
櫻井幸絵
斎藤 歩
宮田圭子
佐藤健一
山本菜穂
高子未来
市川 薫
納谷真大(イレブンナイン)
彦素由幸
小佐部明広(劇団アトリエ)
西田 薫
福士恵二
伊東 潤(劇団東京乾電池)
山田百次(劇団野の上・青年団リンク ホエイ)
スタッフ
音楽:斎藤歩
演出助手:清水友陽
舞台監督・大道具製作:尾崎要(アクトコール㈱)
照明:熊倉英記(㈱ステージアンサンブル)
衣裳:市川薫
小道具:山本菜穂
音響プラン:すがの公
音響オペレーター:熊木志保
音楽制作:北海道教育大学岩見沢校音楽コースの学生たち
宣伝美術:若林瑞沙(studio COPAIN)
制作:横山勝俊(NPO法人札幌座くらぶ)
プロデューサー:木村典子
チケットに関して
チケット料金 | 一般 3,000円
学生 1,500円 高校生以下 1,000円 |
---|---|
公演日程表 | 9月23日(金)19:30
9月24日(土)14:00/18:00 9月25日(日)14:00 9月26日(月)13:30/19:00 9月27日(火)19:00 9月28日(水)19:00 |
チケットの取り扱い | <一般チケット>
ローソンチケット 0570-084-011(Lコード 12434) 大丸プレイガイド 011-221-3900 サンピアザプレイガイド 011-890-2450 デュオプレイガイド 011-890-2556 <全種類> 北海道演劇財団 011-520-0710 |